ひびき灘自転車道は世界遺産に登録された宗像・沖ノ島と関連遺産群が点在する地域を巡るサイクリングコースです。クルマとアップダウンが少なく、休憩所も随所に設置されているので、ポタリングを初めたばかりの方にでもお勧めできるコースです。
走行距離 | 45.3km |
所要時間 | 5時間 |
獲得標高 | 81m |
最大標高差 | 27m |
響灘は九州北西部の沿岸に面した海域で、東側は日本海、西側が玄界灘に接しています。ひびき灘自転車道(一般県道遠賀宗像自転車道線)は、この響灘の沿岸を遠賀川河口から世界遺産に登録された宗像・沖ノ島と関連遺産群がある釣川河口を結んでいます。稲作発祥の地として知られる遠賀川河口付近の壮大な景色、響灘に面した美しい海岸線の景色、さらには世界遺産に登録された宗像大社など、見どころも豊富で、輪行して行く価値が十分にあるサイクリングロードです。
ひびき灘自転車道の起点はJR鹿児島本線の遠賀川駅から国道3号線に出て少し行ったところにある遠賀川橋の袂にあります。ここから芦屋海岸までは遠賀川の河川敷を走ります。サイクリングロードが川面の直ぐ近くにを通っているので、水の流れを感じながら走ることができます。
遠賀川の河口付近に遠賀川河口堰があります。河口堰は自転車が渡ることができます。河口堰の上からは、壮大な遠賀川の河口の景色を望むことができます。
遠賀川の河口から少し東側に行ったところにある夏井ケ浜。ハマユウの自生地は各地にありますが、浜一面を埋め尽くすほどの群生地はそう多くはありません。ハマユウが薫り高い花を咲かせる7月下旬から8月上旬には、立ち寄ってみてはいかがでしょうか。
遠賀川の河口から砂浜沿いにどこまでも続く自転車道。海岸線沿いに自衛隊の基地が隣接しているので、クルマは近づくことができません。だから自転車道を行き交うのは僅かな人と自転車だけ。都会では考えられない贅沢な時間に浸り込むことができます。
芦屋海岸を抜けると、自転車道はいつしか名勝さつき松林の中に入っていきます。ほのかに漂う松葉の香りが心地よく、森林浴気分が味わえます。松林から垣間見える島は大島と地島です。
ひびき灘自転車道の終点にあるのは、世界遺産に登録された辺津宮がある宗像大社。宗像大社は、あの東郷元帥が露西亜のバルチック艦隊を迎え撃つ前に必勝を祈願するためにお参りしたという由緒ある神社でもあります。ぜひともお参りして旅の安全を祈願しましょう。
宗像大社からは、ひびき灘自転車道から県道502号線に乗り換えてJR鹿児島本線の福間駅を目指します。
かつて北前船の寄港地として栄えた津屋崎。今でも保存されている古民家と細い通り沿いに軒を連ねた街並みから、当時の繁栄を偲ぶことができます。
大注連縄(しめなわ)と大太鼓と大鈴。三つの日本一がある宮地嶽神社は、一年に二度参道が「光の道」と化すことでも有名です。
うどん
杏仁豆腐